SPOT 6

明治時代を代表する書家

中林梧竹

小城市立中林梧竹記念館蔵

中林梧竹

(なかばやし ごちく)

1827-1913

近代書道の祖、「明治三筆」の一人。小城市出身。小城藩の藩校「興譲館」で学び、多久の儒学者・草場佩川(はいせん)に師事。幼い頃から書の才能を発揮し、10代で江戸に遊学、山内香雪や市川米庵から書を学んだ。帰藩後は、興譲館指南役などを務める。45歳頃から一切の職を辞して書に専念し、1882(明治15)年、中国に渡り、北京の潘存(はんそん)に師事。六朝書体や墨絵の技法を学び、芸術性豊かな書風を確立、明治書壇に新しい風を吹き込む。1891(明治24)年、副島種臣の勧めにより、王羲之(おうぎし)の十七帖臨書を明治天皇に献上する。1898(明治31)年、72歳(数え年)の時には自身が書いた書「鎮國之山」を陽刻した銅碑を富士山頂に建立した。